このままだと年金が一部停止になっちゃう

兼業社労士 シロウです。今回は、働きながらの年金受給について考察します。

働きながら厚生年金を受け取る場合、(令6年の場合)年金の月額+総報酬月額⇒50万円以上になると
①飛び出た(50万円以上の)部分の1/2が年金額から引かれます(少なくなります)
もし①が年金の月額以上だったら全額支給停止ですよね。

◆高給取りの皆さんどうしますかね
(経営に近い存在であったり、企業内で給料のもらい方を交渉できるならば)
対策があります!!

★1 標準報酬月額を下げる。そしてボーナスを一度にして標準報酬月額を下げた分多くもらう

(例)ボーナスでの厚生年金(標準賞与額)は150万円が上限です。
150万円以上取得した場合は150万円として計算されます⇒150万円/12か月⇒②125000円
標準報酬月額を③22万円に設定します。②+③⇒345000円
通常厚生年金に多く加入していた場合でも15万円/月ですので⇒総額50万円になります。
※標準報酬月額の計算は、給与明細の中の厚生年金金額/0.0915で求められます。
※デメリット 70歳までの厚生年金額の積み上げが上記施策を行うと少なくなります
※役員報酬を増額させる場合、法人税の計算が必要となります。(法人税増)

★2 中退共を利用する⇒新規に利用する・利用済みの場合掛け金を増やす⇒標準報酬月額を減らす
https://chutaikyo.taisyokukin.go.jp/

従業員ごとに掛け金の設定ができます。
シミュレーション 5年・掛け金3万円/月⇒180万円

◆ご一緒に最適解を考えましょう◆

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このままだと年金が一部停止になっちゃう” に対して2件のコメントがあります。

  1. まさはる より:

    シロウさん、丁寧な説明ありがとうございます。ネット検索の仕方が悪いのか、知りたい情報に辿り着けませんでした。先ずは、自身の状況を再確認してみます。

    1. SHIRO より:

      まさはるさん

      コメントありがとうございます。
      ご自身の状況を整理されたのちに
      是非「一緒に」考えてみましょう

      兼業社労士 シロウ

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